Tree frog and Tadpole

■観察ビデオ記録

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形態[編集]

体長は2.0 - 4.5センチメートル程で、メスの方が大きく、通常オスは4センチメートル以下[4]。鼻筋から目、耳にかけて褐色の太い帯が通っている。前足に4本、後足に5本の指があり、すべての指先に丸い吸盤がある。この吸盤で枝から枝へ飛び移ったり、ガラスの垂直面に張りつくこともできる。

体色は腹側が白色で、背中側が黄緑色だが、背中側は黒っぽいまだら模様の灰褐色にも変えることができ、保護色の一例としてよく知られる。この色の変化は、周りの環境、温度、湿度、明るさなどに応じてホルモンを分泌し、皮膚の色素細胞を拡張・伸縮させることによる。また、たまに色素細胞の変異が起こり、体色が青や黄色の個体がみられることもある。たまに話題となる空色の蛙は、本種の黄色色素が先天的に欠乏したものである[4]。なお、夜間では土の上でも緑色を呈する[4]

皮膚はつるつるした粘膜に覆われるが、この粘膜からは体を細菌などから守るためが分泌されている。手で触る分には問題ないが、傷ついた手で触ったり、触った手で目や口を擦ったりすると、激しい痛みを感じ、目に入った場合は失明することもある。本種を触れた手では目や傷を触らず、手洗いすることが望ましい[4]

生態[編集]

孟宗竹に止まるニホンアマガエル(腹部側から見る)2007年7月30日撮影

カエルは水辺に住むものと思われがちだが、ニホンアマガエルは樹上での生活に適応していて、水辺の植物の上や森林などに生息する。春から秋まで活動し、冬は温度差の少ない地中で冬眠する。

20世紀末以降両生類全体が減少傾向にあるが、本種は立体活動が巧みなこと、ある程度乾燥に強いことから都市部等でも見かけられることもあり依然普通種であり続けている。ただし、捕食対象のサイズを選ばず、繁殖時以外成体が水域に全く依存せず、都心の公園や湾岸のお台場でもおびただしい数がみられるヒキガエルに比べると都市化には弱い。

食性は肉食性で、小さな昆虫類クモ類を捕食する。動いているものに反応するので、死んだものや動かないものは食べない。捕食するときは飛びかかりながら短い舌で獲物を押さえつけ、次の瞬間には大きな口で獲物をくわえる。大きな獲物は眼球を引っ込め、眼球の裏側で口の中の獲物をのどの奥に押しこんで呑みこむ。夜には人家の窓や自動販売機の照明前にも現れ、明かりに集まる昆虫を捕食する姿が見られる。

天敵サギアカショウビンなどの鳥類ヤマカガシヒバカリ等のヘビイタチタヌキなどの哺乳類だが、トノサマガエルなどの大型のカエル、タガメタイコウチゲンゴロウなどの肉食水生昆虫ナマズ雷魚などの肉食魚類からも捕食される。また、ゴミムシの一種であるオオキベリアオゴミムシは幼虫がアマガエルなどの小型のカエルに外部寄生して育ち、最初は吸血のみであるが最終的に死に至らしめて食い尽くしてから次の齢へと脱皮する。

似た体色のものにシュレーゲルアオガエルモリアオガエルがあるが、体が小さく、体の横に褐色の帯があること、特に、目から鼻にかけて褐色の帯がでること、灰褐色の体色ではまだら模様が出ること、などで区別できる。

特に人を恐れることもなく、トノサマガエルは捕まえるとすぐ逃げようとするのに対し、アマガエルは手のひらに留まったり、歩いて腕をよじ登ったり、農村の子供たちの遊び相手ともなる。人里や里山に生息するが、高原の湿地など人が立ち入らない場所では生息しない。水田の伝播とともに分布を拡げた可能性も考えられる。

Author: nihaojapan