仁右衛門島

■仁右衛門島の伝説

仁右衛門島(にえもんじま)は、太平洋にある島。全島砂岩よりなる。
千葉県鴨川市太海の沖合約200mにあり、周囲約4kmの千葉県でもっとも大きな島で個人所有。源頼朝や日蓮の伝説で知られる。千葉県指定名勝。新日本百景にも選ばれている。

島主である平野仁右衛門の名に因み、この名前になったといわれている。夏涼しく冬暖かい風光明媚な自然の楽園。金銀針茄子(キンギンハリナス)という珍しい植物もみられる。島の南側は荒々しい海岸線がみられ、自然の防波堤の役割も果たしている。

代々島主は平野仁右衛門を名乗り、現在の島主が推定で38代目。治承4年(1180年)、石橋山の戦いに敗れた源頼朝が安房に逃れた際、平野仁右衛門に助けられ、この島で平家軍から一時身を隠し、巻き返しを図ったと言い伝えられる。現在に至るまで平野仁右衛門一族がこの島を守り伝えている。島の東部には日蓮が朝日を拝したと伝えられる神楽岩や石橋山の戦いに敗れた源頼朝が、夜襲を避けて潜伏したとされる洞窟があり、正一位福女稲荷大明神が祀られている[1]。しかし、この伝承は資料に乏しく、『仇討ち事件と房総のアワビ漁』(北総ふるさと文庫)[2]よると、花房藩の資料に平野家は江戸時代に和泉国から太海の地にやってきたという記述があり、事実は判然とせず、あくまでも伝説である。現在の平野家家屋は、宝永元年(1704年)に建て直されたとされたもので、観光客に公開されている。

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